結婚するのはもちろんのことお付き合いをするにしても、特定の相手がいる以上、浮気はダメと考える人が男女ともに圧倒的多数です。
これには、男女の関係というものは互いの愛情はもちろん、信頼の上に成り立っているということを無意識のうちに自覚しているからかもしれません。
彼氏と彼女の関係であっても、デートが何度もキャンセルされれば、もしかして浮気をしているのではと思う人は少なくありません。
その結果、本当に仕事で忙しくてデートができなかったのに、あらぬ疑惑を持たれて喧嘩になり、結果的に別れることになってしまうといったケースもよくあります。
彼氏と彼女なら、傷つきながらもそれぞれがまた別の恋愛を見つけることで立ち直れますが、これが婚姻関係にある夫婦となるとそう簡単にはいかないでしょう。
離婚して別の人を探すという選択肢を採るには、あまりにも解決しなければならないことが多すぎますし、何よりも結婚するにあたって互いに愛し合うことを永遠に誓って一緒になるわけですから、心情的にも浮気は絶対ダメという人が大多数なのも当然です。
少数派ながらも肯定派も存在する
浮気は相手への裏切りだと考える男女が圧倒的に多く、浮気は絶対反対という人がほとんどの中、少数派ながらも浮気肯定派も存在します。
人によって考え方の違いがあることを実感するケースですが、ほとんどの人にとってはなぜ浮気を肯定できるのかが理解できないのではないでしょうか。
浮気肯定派からすると、浮気を肯定できるだけの根拠が自分自身の中に確固として存在することから浮気が肯定できるので、逆に浮気はダメという人の気持ちが理解できないかもしれません。
両者はまったく両極端のところに位置しているために、感情的な思いも絡んで互いに理解するには至らず、平行線をたどるのがオチでしょう。
なぜ浮気を肯定できるのか
浮気肯定派の言い分として多いのが、たとえ浮気をしても最終的に自分のところに戻ってきてくれるならそれでいいというものです。
そのため、浮気肯定派とはいうものの、大前提として戻ってくることという要素がある点は注意が必要かもしれません。
つまり、浮気に本気になって相手のところへ行ってしまうのは許せないけれど、戻ってくるなら受け入れるというわけです。
絶対許せない派からすれば信じがたい考え方と映るでしょうが、肯定派には肯定派の考えがあります。
浮気をしても最終的には自分のところに戻ってくるということは、浮気相手に対して本気ではなく、常に一番は自分なのだからそれでいいという考え方です。
中には、浮気をさせてしまったのは自分が寂しい思いをさせていたからではないかと考える人もいて、こうなると非常に優しいともいえますし、お人好しと感じる人もいるでしょう。
とはいえ、浮気を肯定する人たちにとっては肯定するに足る理由が存在するため、浮気をしてもいいよということになるわけです。
浮気肯定派となら幸せか
相手がもし浮気肯定派だとしたら、浮気をしても本気になりさえしなければ、婚姻関係やお付き合いを続けていけることになります。
そんな浮気肯定派と結婚した場合、絶対ダメ派と結婚するよりも幸せになれるかどうかはわかりませんが、浮気が原因で離婚に至るまでの道は比較的長くなるのは確かです。
自分のところに戻ってきてくれるならそれでいいと考えられるのも、ある意味では懐が深い人といえますので、男女ともに浮気肯定派は気持ちに余裕のある人なのかもしれません。
ただし、全体からいえば浮気を肯定できる人の割合は少ないのは間違いないことから、肯定派と出会える確率そのものが低いといわざるを得ないでしょう。