妊娠は浮気発覚の最悪パターン
ほんの軽い気持ちから浮気していただけなのに、もし相手の女性を妊娠させてしまったとしたらどうしたら良いのでしょう。
考えただけでも頭の中が真っ白になりそうです。
ただでさえ浮気はバレると大変なことになるのに、その上相手の女性を妊娠させていたとなると、責任問題も出てきます。
妊娠が結婚のきっかけになることが多いように、それが軽い気持ちで浮気していたとしても、妊娠させたとなると何かしらのけじめをつけなければならなくなります。
次のステージに進むしかないということです。
「堕胎してくれ」というのは論外として、「妻と別れる」というのもあまりに一方的です。
浮気した相手の女性と妻と3人で真剣に話し合う必要があるのではないでしょうか。
(1)浮気相手に養育費を支払って育てるケース
昔はよく妾の子と呼ばれながら育つ子供が少なくありませんでした。
妾とは妻も公認している愛人のことを言いますが、もし子供が生まれれば養育費を支払いながら妾の子として育てるわけです。
日本は法律的に一夫一婦制なので妾という形になってしまうわけですが、もし一夫多妻制が認められている国であれば、浮気相手の女性が妊娠したことをきっかけに妻に迎え入れるということになるのかもしれません。
しかし、日本はそれが認められていませんので、妾の子は肩身の狭い思いをしながら過ごすことになります。
今どき妾の子などという言い方はしませんが、浮気相手が妊娠してしまい、産んで育てたいと主張したならば、養育費を支払いながら育てる責任があるでしょう。
しかし、二人の関係は子供が生まれたのを機に終わるということが多いようです。
ただ養育費を支払う能力のない男性もいて、そのような場合相手の女性は一人で育てていくことになるケースも少なくありません。
その場合、経済的な大変さや父親不在による子供への影響など多くの困難が待ち受けているので、相当の覚悟を持って立ち向かっていく必要があります。
(2)浮気の発覚後妻と別れるケース
浮気相手の女性が妊娠したのを機に、妻と別れるというケースも多くあります。
もともと妻との関係が冷めていて浮気相手のほうを本気で愛していた場合、妊娠が妻との離婚のきっかけになることが多いのです。
しかし、妻はそう簡単に納得することができないことでしょう。
子供がいれば、その子供を捨てて浮気相手の子供を取るということになるわけですから、子供も納得できないだろうし本当にショックを受けることでしょう。
そして、一生この出来事を背負っていくことになりますので、幸せな暮らしを期待することもできない可能性もあります。
また妻が、夫が浮気をしたこと、しかも妊娠までさせてしまった事実を許すことができず、妻のほうから離婚を切り出すことも多いです。
そのときの妻の気持ちは、怒りや悲しみ、失望など、一言では表しきれないほど深い傷を負ってしまうことでしょう。
しかし、怒りだけで離婚手続きを進めていくと後悔することにもなりかねません。
きちんとけじめをつけてもらうために、慰謝料のことや離婚後の生活のこともきちんと話し合うことが大切です。
二人だけで話し合うことができなければ、調停あるいは裁判で決めていくことになります。
浮気による妊娠では幸せな結果は見えてこない
やはり、浮気そして妊娠ということにでもなれば、幸せな結果は見えてきません。
浮気相手から訴訟を起こされ、泥沼の戦いに発展してしまうことだって考えられます。
そのようなことを考えると、軽い気持ちで浮気をするということは本当に慎むべきですし、また覚悟を持って浮気するというのなら、浮気ではなく、むしろ妻と別れて全てを整理したうえで新たな恋を始めるべきではないでしょうか。