浮気調査員なら知っている寂しい浮気男

寂しい男が浮気する理由

男は猟をして自分を、そして家族を養っていかなければならないというDNAを持っていますので、定年を迎えて仕事がなくなったとたん元気をなくすという傾向が顕著です。

また、家族の誰からも頼られないときには、家族にとって自分は必要ないのだと思いこんでしまい、その寂しさから浮気をすることが多いと言えます。

浮気調査を依頼してくる妻の言動から、調査員はある程度、夫の性格を見極めていると言えるでしょう。

妻にとっては浮気は不貞行為であり、裏切りだとして決して許せないと息巻いているため、怒りに油を注ぐような真似はしませんが、妻から話を聞いているうちに夫は寂しさゆえに浮気をしたのではないかと思われる節がいくつも見つかってきます。

それでも、妻が浮気現場を押さえてほしいという以上、探偵社や興信所としては商売ですので引き受けざるを得ません。

浮気をしていることがほぼ確実と妻が見ているということは、夫の何らかの行動が明らかに浮気を物語っていると考えられますので、探偵や調査員は比較的簡単に浮気の現場を写真などで押さえてくることでしょう。

ただし、その際に探偵は浮気調査を依頼してきた妻に対して、落ち着かせるための話をすることがあります。

まずは妻を落ち着かせてしっかり考えてもらわないといけないため、すぐに調査結果を渡さないケースもあるほどです。

浮気は男の寂しい気持ちから?

浮気ばかりする夫が憎いから、積年の恨みを今こそ晴らそうと思っている妻であれば、調査結果はそのまま渡されるでしょう。

ただし、妻はまだ夫を愛していて、浮気をするなんて考えてもみなかったというような場合には、探偵や調査員、あるいは事務所を運営する代表者が話をするケースがあります。

調査員の目から見ると、明らかに浮気相手に惚れているのか、それとも寂しい気持ちを紛らわせたかったのか、はたまた一時の気の迷いだったのかなどがわかるからです。

そのため、家族にも妻にも頼りにもされていなかったことで、自分を求めてくれるほかの女性と浮気をしたと思われる場合には、夫に対する家での対応はどうだったのかとさりげなく聞くことがあります。

夫を愛しているからこそ許せないと浮気調査を依頼してきた妻なら、もし自分が夫に寂しい思いをさせてきたことに気付いたら、怒りがいくぶん和らぐと考えられるからです。

証拠を見せたうえでやり直しという方法も

家族に頼られることもなく、優しくされるわけでもない夫は、自分はただの給料配達人でしかないと考えているでしょう。

そう思っている寂しい夫は実は多く、そんな夫ほど浮気してしまいがちです。

そうなると、浮気をしたという不貞行為は事実ではあるものの、そのきっかけを作ったのは妻ということになります。

そうしたことを探偵や調査員が話して聞かせることによって、妻も反省し、やり直しという選択肢を取ることも多いのです。

浮気をしていたことは動かしようのない事実だけれど、自分にも悪いところがあったと認められる妻なら、離婚という選択肢は取らず、とにかく夫に寂しい思いをさせないよう、自らも努力することが大事だということを知るでしょう。

証拠を見せたうえで、これ以上続けるなら離婚しますと宣言したうえで、浮気をした原因が寂しかったということなのであれば、これからは寂しくないように自分も努力するから、きちんと別れてやり直してほしいと言ってみるのがどちらにとってもベストな選択肢となるはずです。

その結果、夫もこれからは家族に頼られるには、どうしたらいいのかと考えるようになるのではないでしょうか。